ON&ON
大味スウィートな90s R&B。
ニュージャック後の跳ねないリズム。
甘い香り。
JOE、ANTHONY HAMILTON、TYRESE、BRIAN McNIGHT、JAHEIM、JODECIとかもう往年のベタ中のベタなもの。真冬のこたつ感のあるやつ。
そんな気分。
フィジカルセンテンス
座りながら見てるスマホ画面と顔の距離が近いとふと思う。視力が悪いのに裸眼を貫き通しているのもあるが、猫背の角度50度はあまりにひどい。
顔をスマホから遠ざけて伸びをすると、車内の壁面上部にあるJRの注意広告が見えた。コミカルなイラストで「妖怪スマホっ首」と描かれたその姿はまさしく自分そのもの。これはいかんと姿勢を正して、スマホをしまってみる。そういやコロナ以降、車内広告がその鉄道会社のしかないよな。こないだもニュースで週刊誌が車内の吊り広告をやめたって言ってたな。外の景色をみてみるも、前の人とちらちら目が合う。ならば扉の窓から景色を見よう。うーん、遠くて目が疲れるし首がしんどい。寝ていて乗り過ごして、ここはどこの駅かなって困ってる人みたいだ。それに、向かい側にいる横並びのスマホっ首達が視線の端にそれぞれのタイミングで首を上げ下げして、モグラ叩きみたいにチョロチョロと顔を覗かせてくる。さらには、扉の窓に怪しい宗教じみた自己啓発本の貼るタイプの広告もある。ビッグマネーが動いたのか、はたまた鉄道会社の偉い人との繋がりなのかと勘ぐってしまう。
いやはやなんとも目のやり場に困る。電車ってこんなに気を使うものだったっけかな。それもこれも吊り広告が無くなったせい。だったら逆に吊り広告で楽しいやつがあってもいいんじゃないか。音楽でいえばリリースの時に、吊り広告ジャックとか。小学生の書道の発表の場とか。漫画の連載とか。もはや鉄道会社の社員の顔でもいいわ。
何かしら目のやり場を下さい。
Nas「King's Disease II」
この夏ずっとこれ聴いてた。がっつりもってかれたなぁ。まだフィジカルはなくて配信とサブスクだけ。CDは11月と書いてる。内容を調べてみるけど、このパターンのリリースって、フィジカルが発売されるまでは、日本のサイトではどこもおんなじような言葉を使ったインフォメーションしかない。SNSとかで各々が発信するものはあれど、書くことを生業としている人たちの言葉をもっと読みたい。ライターが不要になった訳でもないだろうし、逆にライターの役割がより重要な時代だと思うのだけど。どこかにはあるかもしれないけど。やはりまだフィジカルもまだまだシェアが大きいし、日本での新しい音楽ビジネスの過渡期なせいもあるが、この状況何とかしてくれる人とか会社とかないものかな。音楽前後の目のやり場って、より音楽を楽しむためのサーキュレーターみたいなもんだと思う。
そろそろと。
随分とこの場を離れていました。
あらがえない別れは未だに胸の奥に入ってこれない。
受け入れるというよりは、霧の中で現実を朧げにしか認識出来ない様な感覚がずっと続いている。
さておき、そんなこんなで日々はただひたすらに平坦にここに続いている。
HOUSTON PERSON「People Get Ready」
原曲は、Impressions。
ジェフ・べックとロッド・スチュアートのカバーの方がCMの曲にもなってたんで有名。
ヒューストン・パーソンのカバーは、ゴスペル色が強くてヒューマンパワーを毛穴で吸収するような感覚。
みなぎるね。
I'm getting ready
this time I'm ready
言葉はなくともサックスの音色がその意図で充満している。こちらの心の中もしかり。
奇跡。
完全なる厄明けを目前にして、いくつかの難題が滑り込む。公園に出かけて自然に触れて、それを紐解く為の思考の容量を空ける。余りにもかけ離れた出来事ばかりで、どうにも直視し難い所はあるけれども、どこか楽観的に捉えている所もある。より視野にゆとりを持たさなければ立ち向かえない。いつでもリラックスした状態でいる事は、物事をよりうまく運ぶ秘訣だ。心地良い思考は、心地良い未来を導く。
いつだって気付けばその事を忘れてしまっているのでここに記しておこう。
今は誰の為のこの場所でもない。自分の今を記して、答えを導く方程式の手順としてのこの場所なのだから。
意識的に少し音楽と距離を置いてしまっていたので、また寄りを戻そう。
ここまで敢えて距離を置いてきたサブスクを始める。そりゃそうだ。時代がこうなるのも分かる。
どうやったって音楽は近くなる。それが音楽ビジネスにとって、いい事とかわるい事とかそういうのは置いといて、聴く人次第で音楽の存在をどういう形にでも変換出来る。
数ある曲の中で、くるりのこの曲を選んで繰り返すのは、自分の力ではどうしようもない状況における感情のあらわれかもしれない。未だ何もしてあげる事が出来ない後悔。年齢相応の子としての役割を果たせていない未熟さ。この歌のその言葉にすがるしか心のやりどころが見つからない。何度も何度も深呼吸するように、新しい空気を気持ちに吹き込んでは入れ替える。
くるり/奇跡
https://www.youtube.com/watch?v=ivbDtyfrc_w&vl=ja
This could be.
慌てふためいて春がおわり、恐る恐る夏を過ごし、気が付けば秋が過ぎ去ろうとしている。その間世間の騒動以外でも、いつもと違う出来事ばかりで心は落ち着く所はない。
あまり気にする事はないが、厄年ってのはこういうものか。スピリチュアルなものではなく、人間が生きる時間の統計学的なもの。そういう時間なのだろうという認識でいる。生きるものに限りがある様に、起きる出来事にタイミングがある。これくらいの年齢で、こういう事が起こりやすいよねってくらいのものだ。
冷静ではいるが、心は乱れない訳がない。
始まりのない秋のおわり。
夢ならまだ続いてそう。
EVISBEATS feat.田我流 / 夢の続き
https://m.youtube.com/watch?list=PL14C2396A6B74765B&v=DDqqW0amAlg
ダイヤモンドヘッド
気温の上昇とはうらはら。
今年は夏らしい事してないな、と思っていた所。
BSで始まったBEACH BOYSの再放送。
こんなシーンあったかなと、サブストーリーを毎度忘れさせる程に凌駕する、海の存在感に圧倒される。
学生時代にキャンプで酔っ払って皆んなで反町のあの曲歌ったなとか、澄みきった真っ青な思い出と共に自らのサブストーリーをなぞらえる。
あの日に想像もしなかった、夏が夏ではない今年みたいな夏。そしてあれから夏を何度も繰り返してきたのに、未だにあの夏を超えられない。それこそが青春…と表現するのはいささかしょっぱい。
いっそ何も考えずに思いのまま、ここまでを突き進んで来ればよかったのに。
来てしまったのだ。
この先を曲がればまだ何処へも行ける。本気で思うもの、好きな事に振り切って行動しよう。ドラマに背中を押される位に心は整っている。あの夏の思い出がそうさせる。
結局の所、BEACH BOYSすごいなって話。
今年の夏はNiteflyteにつきる。
「がんばりましょう」の元ネタっていうのもなんかいいよな。
Niteflyte/You Are
バイマイサイド
遊び上手な人は、生き方が上手い。
そういえばそう。
軽やかに見えてどっしりと。
シリアスに見えていい具合のユーモア。
自己のコントロールに長けている。
どんな物事も最終的には信念と感謝と楽しさの側にやってくると思う。
ヒップホップのアティテュードには、密度の高いそれがある。
上っ面な奴も多いが、そういう奴を除いて差し引いても、生きる事に真っ向勝負してる人と出会う方が遥かに多い。
人生良い事ねえ事ねえ。
踊れ此処で。
この夜はまだまだ終わらない。
どっしりとくらう。
THA BLUE HERB / バラッドを俺等に
https://m.youtube.com/watch?v=iPOUXI0U7Gc